「ソビエト連邦とソビエト共産党解体のただなかで」若干の解説

2016/11/26

 1990年代に「自治・共生・連帯の社会主義をめざす政治連合」(社会主義連合)というのがあって、ソ連・東欧の「現存社会主義」崩壊という事態のなかで、いわば新しい時代の新しい社会主義をめざす政治的な主体を生み出そうとする運動でした。そこが出していたOP-al(おーぱる)という変な名前の機関紙の名前を考えたのは私で、編集部にいた私は若干の文章も書きました。
 この文章は、まだOP-alも出ていないとき、準備会の出したパンフレットに書いたものです。

 今これを読むと笑っちゃうのは、「社会党は生き延びるだろうが、共産党は解体するだろう」と書いていること。もちろん事態は逆です。社会党は社会民主党というミニ政党に転落し、共産党は左派政党として頑張っています。当サイトで公表するにあたって、共産党員と支持者の皆さまには心から敬意を表するとともに、大変申し訳なくお詫びを申し上げます。
 ただ、私に言わせると、今、共産党が頑張っている場所は、もともとは社会党が占めていた位置、つまりこの文章の中で私が、社会党が占めると考えていた陣地ではないか? とも思えるのです。

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